Flash カードで FD Samba

ここでは FDD/CD-ROM が無い FIVA を PCMCIA の Flash カードから起動し、Samba サーバに しちゃおうってことをやります。といってもオリジナルではなく FD Samba (Linux 版) と いう既存のものをちょっと変更して使用します。
OS リカバリ時にも使えそうですが、その機会がないためここでは単に 立ちあげるだけにします。

FD Samba 関連リンク

以下のシステムが必要です。

  1. CASSIOPEIA FIVA (102S で確認)
    OS が正常起動するもの、または HDD がフォーマット済のもの
    PCMCIA から起動可能な他のノート PC でもできるかもしれません (求むレポー ト)
  2. Linux (または UNIX) PC (Windows NT でも可能と思われる) (FIVA 以外)
    および PC カードリーダ、NIC
    Flash ROM への FD Samba のインストールと、FD Samba 化した FIVA への接 続に使用します。
  3. Flash ATA カード (Conpact Flash + PCMCIA アダプタで確認)
  4. PCMCIAのネットワークカード
    FD Samba では認識できるものは限られているようです。
    私の試したなかでは CyQ've の ELA-010 は認識しましたが、Buffalo の LPC3-TX は認識しませんでした。
また、ここで使用する FD Samba はオリジナルに以下の手を加えています。 "ちょっとだけ" 変更版ダウンロード (1.4MB, 2001/05/25 PM11時台アップデート)

1. Flash ATA カードへの FD Samba のインストール

Linux (UNIX) PC を使用する場合:

カードのデバイスが sdb で、パーティション番号を 1 とすると
# dd if=fdsamba_fiva.img of=/dev/sdb1 bs=512

として、書き込みます。

Windows NT PC を使用する場合 (未確認):

Linux のインストールフロッピーイメージをフロッ ピーに書き込んだりするときに使う DOS 用の rawrite コマン ドは A ドライブか B ドライブに対してしか書き込めません。
CYGWIN 1.1 ではNT ならばデバイスハンドルというものを使って raw デバイスのエミュレーションが出来るようです。要は UNIX のデバイスファ イルをエミュレーションするのです。Win98 では失敗しました。(できない模 様)
http://www.jaist.ac.jp/~fujieda/cygwin/netrelease.shtml
を参考にしました。

想定される方法(未確認)
カードが e: ドライブになっているとするとまず、raw デバイスのエミューレー ションを以下のように行います。(/dev/flash ディレクトリはあらかじめ作成し ておく)
# mount //./e: /dev/flash
次に dd コマンドで書き込みます。
# dd if=fdsamba_fiva.img of=/dev/flash bs=512

これらの方法でで書き込んだ後のカードの容量は強制的にフロッピーと同じ 1.4MB となっ てしまいます。容量を増やすのは今後の検討としたいですが、Flash カードに もいろいろな容量があることを考えると 1.4MB 程度が妥当かもしれません。 容量を有効活用するなら Flash 上にパーティションを切るのも良いかも知れません。 (私はそうやっている)

2. ネットワーク設定の変更

書き込んだカードのファイルシステムは FAT ですので Windows 上からも編集 できます。
networks.cfg を編集して IP アドレスなどを設定します。

3. FD Samba で FIVA を立ちあげる

FIVA の BIOS 設定でカードから起動できるようにしておきます。
そして Flash カードを FIVA に挿して、FIVA を立ちあげます。

4. ネットワークカードの認識

その後、Flash カードを抜いてネットワークカードを挿してください。 カードがサポートされていれば認識します。
抜くときに本当は cardctl eject とやらないといけないようですが、ここでは問題は起きていま せん。(コマンドがないです)

5. Windows PC などから FIVA 上の HDD をマウント

うまく認識すれば、Windows PC 上からは boot_root というコンピュータがネッ トワークコンピュータに存在するはずです。存在しない場合も、ネットワーク ドライブの割り当てで、\\設定したIPアドレス\mnt1 を割り当てれば使用でき ます。 Linux PC からは smbmount //設定した IP アドレス/mnt1 /mnt などとしてマウントします。 パスワードは boot_root です。

はてさて、FIVA Samba サーバのでき上がりです。


ただし、このままでは Windows で FIVA をたちあげてファイル共有する方が お手軽ですね。
今後、HDD とっかえ時の OS インストール方法もトライしてみたいと思い ます。
なんとなく頭の中にはあります。

  1. Windows インストールディスクを Flash カードにコピーし起動可能カード にする。
  2. それで FIVA を立ちあげ、HDD をフォーマットし起動ファイルを HDD にコ ピーしておく。
    mbm を入れておけば、アクティブパーティションを設定で きるので入れておいた方がいいでしょう。(Flash カードは C: ドライブに なってしまうので DOS の fdisk からはアクティブにできない)
  3. FD Samba で FIVA をたちあげて、他の PC からインストールに必要なファ イルを FIVA にコピー。
  4. HDD から FIVA を起動してセットアップ開始。
ってなところでしょうか。

注意: ここの情報に関する問合せはオリジナル FD Samba の作者の方にはしな いでください。問合せは柴井まで。暇があったら答えます。
以上


関連リンク:

(変更した FD Samba のイメージファイルの掲載を快諾してくださった日本 Samba ユーザ会の西村さんに感謝します)
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